フタバ「ごはんの友」小袋

◆いりこの話

「御飯の友」に欠かせない原料

御飯の友の主原料となる「いりこ」。
カタクチイワシなどの小魚を煮て干したもので、「煮干」とも呼びます。
イワシの漁期は5～7月、9～11月の年2回で、日本での主な水揚げ地は長崎・茨城・千葉・鳥取・愛媛など。
フタバでは主に長崎のものを使っています。

いりこの種類

一口にいりこといっても、産地や季節などによって魚質が異なります。
内海でとれるものは、比較的流れがゆるやかな海で育つため、油がのっていてやわらかいものが多いのですが、外海でとれたものは、油が少なく、身がしっかりとしまっています。
大きさも下の一番右の写真のように違います。
写真を撮影した日は３種類のいりこが使われていました。
このように味も質も違ういりこを混ぜて御飯の友は作られます。

いりこの入荷

◆ふりかけの元祖　御飯の友

御飯の友は全国ふりかけ協会が公認しているふりかけ元祖です。この御飯の友が熊本で作られたのは大正初期。薬剤師の吉丸末吉氏によって考案されました。当時、食糧不足の時代背景の中で、日本人にはカルシウムが不足しており、それを補う方法として、「魚の骨を粉にして御飯にかけて食べる」という発想にたどりつきました。そこで、小魚を乾燥させ、粉末にして調味し、青のり・ごまなどを加えておいしく食べられるように加工しました。これを、乾燥を防ぐために口の狭いビンに入れてコルクの栓をして蝋で固着。これが最初のふりかけ、御飯の友です。戦時体制下では栄養食品であるふりかけの軍納は強制であり、御飯の友も貴重な軍納品でもありました。昭和初期には、「三度の食事を四度食べる」という宣伝文句でおいしいカルシウム源として親しまれ、飽食の時代となった今日でも、魚が嫌いな子供でもおいしくカルシウムを取れるふりかけとしてたくさんの方からご支持頂いております。大正初期、吉丸末吉氏がふりかけを考案した当時の「健康によりよいもの」という想いを引き継ぎ、守りながらフタバは御飯の友の製造を続けています。
	＜吉丸末吉氏＞

	＜昔の工場＞

	＜昔の御飯の友＞昭和28年ごろまでこの形で売られていた




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「御飯の友」に欠かせない原料

いりこの種類

◆ふりかけの元祖 御飯の友

◆ふりかけの元祖　御飯の友